卒業式の定番『旅立ちの日に』誕生秘話と歌詞の意味|荒れた中学校の奇跡
Q1:作詞者の小嶋登先生と作曲者の坂本浩美先生のその後はどうなりましたか?
A1:小嶋登校長は影森中学校を最後に定年退職され、2004年に埼玉県宮代町で教育功労賞を受賞した後に教育長などを歴任、2011年1月に80歳で逝去されました。作曲者の坂本浩美(現・高橋浩美)先生は、その後も埼玉県内の公立中学校で音楽教諭として教鞭を執り続け、長年にわたり子どもたちへの音楽教育に情熱を注ぎました。
Q2:『旅立ちの日に』の公式楽譜を正しく入手するにはどうすれば良いですか?
A2:教育芸術社が出版している『クラス合唱曲集』シリーズや、音楽之友社の合唱ピース、あるいは各種公式楽譜配信サービス(ヤマハ「ぷりんと楽譜」等)から、混声三部版・同声二部版・ピアノ伴奏譜を正規購入するのが確実です。公式版は校閲が正確であり、適切なアーティキュレーションが記載されています。
Q3:ピアノ伴奏は独学の初心者でも数ヶ月で弾けるようになりますか?
A3:完全なピアノ初心者が原曲どおりの混声三部伴奏(サビの16分音符アルペジオ)を数ヶ月で弾くのは難易度がかなり高いと言えます。ただし、市販されている「初級向け・コード簡易伴奏アレンジ譜」を選択すれば、バイエル中盤レベルの方でも練習次第で演奏可能です。学校の式典伴奏を務める場合は、ソナチネ修了レベル以上の奏者が担当するのが一般的です。
Q4:原曲と現在歌われている合唱版にはどのような違いがありますか?
A4:1991年に影森中学校で初演された原曲は、坂本教諭が作成した同声二部(またはシンプルな二部合唱)に近い構成でした。その後、音楽教育者の松井孝夫氏がその旋律の素晴らしさに感銘を受け、より重厚な響きを持つ「混声三部合唱」および「同声二部合唱」として再編曲したことで、全国の中学校・小学校・高校に爆発的に普及しました。