突然の胸痛・息苦しさは危険?肺気胸の原因・初期症状と最新治療法
原発性自然気胸は、安静保存療法やドレナージのみで治癒した場合、初発後の再発率が約30〜50%と非常に高い疾患です。一度再発すると3回目の発症率はさらに跳ね上がるため、生活習慣の改善と医学的管理が欠かせません。
最も確実な再発予防策は「完全な禁煙」です。タバコの煙は気道粘膜を破壊し、新たなブラの形成を促進します。電子タバコや加熱式タバコであっても肺組織への刺激は避けられません。
また、気圧変動が激しい環境への曝露には厳重な注意が求められます。特にスキューバダイビングは、水圧変化による急激な肺の膨張・破裂リスクが極めて高く、気胸の既往がある場合は原則として永久禁忌とされています。航空機への搭乗についても、気圧が低下する機内では胸腔内に残った空気が膨張して症状が悪化するため、発症直後や治療完了から間もない時期(目安として治癒後2〜3週間以内)の搭乗は医師の許可が出るまで見合わせる必要があります。