東武動物公園カワセミの怖さと浮遊感の真相!待ち時間や座席まで徹底解剖
遊園地ファンの間で「一度乗ると他のコースターでは物足りなくなる」とまで言わしめる東武動物公園のカワセミ。その評価の根底にあるのは、世界的な遊戯機械メーカーであるスイス・インタミン(Intamin)社が手掛けた「メガライト(Mega-Lite)」という完成されたレイアウト設計にあります。
メガライトとは、あえて高さを最高部約33.1mという中型規模に抑えつつ、最高速度約87.2km/h、ファーストドロップの最大傾斜角67度という急勾配を組み合わせた高密度設計のコースターです。一般的な大型コースターが「高所からの落下による恐怖」を主軸に置くのに対し、カワセミはコース全域にわたって緻密に計算されたエアタイム(強烈な浮遊感)を連続して叩き込んできます。
乗客の体を固定するのは、肩を通す大型ハーネスではなく、腰回りだけを押さえる「ラップバー」のみです。上半身が完全に外気に開放された状態で、水面ギリギリを低空飛行するような高速S字ターンやキャメルバック(ラクダのコブ状の起伏)へ突入します。体が座席から力強く放り出されそうになる強烈なマイナスGの波状攻撃こそが、多くの乗客が「怖いけれど爽快でたまらない」と声を揃える核心的な理由です。