動かさずに筋肉が育つ?等尺性収縮の驚くべき効果と実践法
手軽で安全性が高いとされる等尺性収縮ですが、循環器系への影響については最大の警戒を払わなければなりません。
全力で力を込めるとき、無意識に呼吸を止めてお腹に圧をかける「怒張(バルサルバ効果)」が起きやすくなります。持続的な筋収縮によって筋肉内の血管が圧迫されて末梢血管抵抗が増大している状態で息を止めると、収縮期・拡張期ともに血圧が跳ね上がる急激な血圧上昇を引き起こします。
心臓病や高血圧症を患っている方の独断での高強度アイソメトリクスは極めて危険です。実践する際は、「力を入れている最中も絶対に息を止めず、声を出して数を数えながら呼吸を続ける」「全力の40〜50%程度の中等度負荷にとどめる」といった安全ルールを徹底してください。