ドラゴンフルーツの種は毒?栄養効果と食べた種から育てる裏ワザ解説
バラ科の果実(リンゴやビワ、杏など)の種子には「アミグダリン」と呼ばれる青酸配糖体が含まれており、過剰摂取による健康被害が農林水産省などから注意喚起されています。そのため、ドラゴンフルーツの無数に含まれる黒い種に対しても「毒性があるのではないか」と不安を抱く声がネット上で散見されます。
植物分類学および食品安全分析のデータによると、サボテン科ヒモサボテン属に属するドラゴンフルーツの種に毒性物質は一切含まれていません。果肉に含まれる数千粒の種は、果実の成熟とともに安全に食せる構造となっており、老若男女を問わず丸ごと口にして全く問題ありません。
日常的なドラゴンフルーツの種の食べ方としては、キウイフルーツやイチゴと同様に、果肉と一緒にスプーンですくってそのまま食べるのが基本です。気になるドラゴンフルーツの種の消化について検証すると、種の表面は強固なセルロース質の外皮で覆われているため、噛まずに飲み込んだ場合は胃酸で溶けることなく腸を通過し、便のかさを増す不溶性食物繊維のような働きをして体外へ排出されます。胃腸がデリケートな乳幼児や高齢者が大量に一度に丸呑みした場合は軽度の軟便を招くケースがあるものの、通常の摂取量であれば腸の蠕動運動を促すポジティブな作用をもたらします。