小樽三角市場はなぜ大行列?「高い」噂の真相と並ばない海鮮丼攻略法
三角市場の歴史は戦後間もない1948年(昭和23年)、小樽駅前で数軒の露天商が野菜や魚介を売り始めたことに端を発します。土地と屋根の形状が三角形であったことから名付けられたこの市場は、かつて市民の台所として栄え、現在では北海道屈指の観光拠点へと進化を遂げました。この場所が常に人を惹きつける要因は、小樽駅前三角市場アクセスの圧倒的な良さにあります。改札を出てから徒歩1〜2分という立地は、新千歳空港や札幌からJR快速エアポートで訪れる旅行者にとって、最初の朝食スポットとしてこれ以上ない条件を備えています。
市場の活気を支えるもう一つの柱が、生簀(いけす)から揚げたばかりの魚介をその場で調理して提供するライブ感です。取材班が通路を進むと、店頭の水槽には活発に脚を動かす毛ガニやタラバガニが所狭しと並び、店員が観光客の目の前で計量器に乗せて重さと価格を提示する威勢のいい掛け声が響き渡ります。海外からのクルーズ船が小樽港に寄港する時期には、船内アナウンスや旅慣れた乗客の口コミを頼りに、朝の獲れたて海鮮を目当てにした外国人旅行者が大挙して訪れます。通路を歩くだけで五感を刺激される市場独特の熱量が、小樽三角市場海鮮丼を特別な体験へと押し上げているのです。
しかし、この人気ぶりが皮肉にも過酷な混雑を引き起こしています。道幅約2メートルの細い傾斜路に人が集中するため、ピーク時には身動きが取れないほどの人口密度となります。人気食堂の前には整理券を受け取った人々が溢れかえり、三角市場並ぶ理由と攻略法を知らずに昼時に訪れた観光客が「食べるまでに120分待った」と疲弊するケースが後を絶ちません。