血液検査でわかる病気一覧!数値の異常が暴く重大リスクと早期発見の鍵
血液そのものの状態や、血管壁にかかるストレスを把握するためには、脂質プロファイルと血球数、炎症マーカーの読み解きが欠かせません。
脂質異常症の診断基準となるのが、LDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)です。LDLコレステロールが140mg/dL以上、あるいは中性脂肪が150mg/dL以上の場合、余剰な脂質が血管内皮に沈着し、血管の弾力性を奪ってプラーク(コブ)を形成します。これが破綻すると血管が詰まり、突然死を招く心血管イベントの引き金となります。
また、一般血液検査(血球計算)の数値からは以下のリスクが浮かび上がります。
- 赤血球数・血色素量(ヘモグロビン濃度):基準値を下回ると貧血と診断されます。女性に多い鉄欠乏性貧血だけでなく、男性や高齢者の貧血には胃がんやり患部からの微小出血が潜んでいるケースがあるため軽視できません。
- 白血球数:体内に細菌やウイルスが侵入した際、または急性炎症時に跳ね上がります。極端な高値(数万以上)や逆に減少が続く場合は、白血病や骨髄異形成症候群などの造血器疾患の鑑別が必要です。
- CRP(C反応性タンパク):体内で炎症が起きると肝臓で産生される特殊なタンパク質です。通常は0.3mg/dL以下ですが、肺炎や扁桃炎などの細菌感染症、関節リウマチなどの膠原病、心筋梗塞などで急激に上昇し、病変の活動性や重症度を測る絶対的な物差しとなります。