間違えたら効果激減?手ピカジェルの正しい選び方と意外な落とし穴
いくら優れた消毒液を手に取っても、使い方の手順を一つ誤るだけでその価値は霧散する。最大の落とし穴は「手が濡れた状態での使用」だ。手洗いの直後、水分が残ったままジェルをなじませると、主成分であるエタノールの濃度が瞬時に希釈されてしまう。アルコール濃度が一定水準を下回れば、目標とする除菌・消毒スピードは著しく落ちる。
使用量の不足も深刻な問題だ。ワンプッシュをケチり、手のひら全体に行き渡らない量で済ませてしまっては意味がない。指先、爪の間、親指の付け根、そして手首に至るまで、少なくとも15秒から20秒間は液体が濡れた状態を維持できる量が必要となる。乾ききる前にパッパッと手を振って乾燥を早めようとする行為も、消毒に必要な接触時間を自ら縮めてしまう悪手である。