苗字「七五三掛」の読み方と由来|全国人数300人のルーツを徹底解明

苗字「七五三掛」の読み方と由来|全国人数300人のルーツを徹底解明にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

「七五三掛」の正しい読み方は、「しめかけ」(地域や家系によっては濁音の「しめがけ」)です。初見の多くが「しちごさんかけ」「なごみかけ」などと誤読してしまいますが、この特殊な読みの背景には、日本古来の神道儀礼と漢字の借字(当て字)文化が存在します。

漢字の成り立ちを分解すると、最大の鍵は「七五三」という3文字にあります。一般的には子どもの成長を祝う行事として親しまれている「七五三」ですが、民俗学および神道の世界では、古くから「注連(しめ)」の文字の代わりに「七五三」と書いて「しめ」と読ませる慣習がありました。

神社の鳥居や拝殿、ご神木に張られる「注連縄(しめなわ)」は、神聖な神域と俗世を隔てる結界を意味します。この注連縄から垂らされる藁(ワラ)の本数を、根元から順に「七本・五本・三本」と奇数の縁起数で垂らす形式(七五三縄=しめなわ)が存在し、ここから「七五三」を「しめ」と読む表記が定着しました。

そこに「掛(かける・掛けた場所)」が組み合わさることで、「注連縄が掛けられた神聖な土地」「結界が張られた聖域」を指す地名が生まれ、その地を治めた一族や住人が名乗ったことが苗字「七五三掛」の直接の由来とされています。

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