脳動脈瘤は自然に消える?消滅の医学的真相と見逃せない破裂リスク
確実なくも膜下出血予防を目指す場合、経過観察以外に根本的な外科的治療が検討されます。現代の脳神経外科治療は低侵襲化が著しく進んでおり、主に2つのアプローチが存在します。
1つ目は、開頭を行わずに太ももや手首の血管からカテーテルを挿入する脳動脈瘤コイル塞栓術です。動脈瘤の中に極細のプラチナ製コイルを詰め、人工的に血栓化を起こして破裂を防ぎます。身体への負担が少なく、入院期間も数日〜1週間程度と短いのが大きな特徴です。
2つ目は、頭皮を切開して頭蓋骨の一部を開け、動脈瘤の根元を金属製クリップで挟み込む脳動脈瘤クリッピング手術です。直視下で確実に血流を遮断できるため、再発率が極めて低いという強固なメリットを持っています。
近年では、大型の動脈瘤に対して血流改変ステント(フローダイバーター)を用いた血管内治療も広く普及しており、患者の年齢や持病、動脈瘤の形状に応じた最適な治療選択が可能になっています。