なぜ旅人はそこを避けるのか?行きたくない国ランキングと意外な真相
旅行者が今もっとも敬遠している国々のリアルな姿とはどのようなものだろうか。独自に集計した意識調査や旅行者の意識データ、さらには世界の旅行動向を分析する国連世界観光機関(UN Tourism)の最新レポートを総合すると、「二度と行きたくない」と思わせる明確な傾向が浮き彫りになる。
上位に名前が挙がりやすいのは、過度なインフレと治安悪化が同時に進行しているエリアや、市民生活が混乱している一部の都市部である。かつて夢の目的地だったロサンゼルスやパリなどの大都市でさえ、「ホームレス問題と薬物依存者の放置」「公衆衛生の悪化」「あまりにも高額なチップ制度と外食費の高騰」を理由に、旅行者の評価が急降下している点は見逃せない。
また、アジアの人気国においても、排気ガスと騒音、強引な客引きやタクシーのメーター不使用問題が常態化している地域は敬遠される傾向にある。「映える写真」の裏に隠されたゴミだらけの路地や、安全対策が不十分なアクティビティに対する不信感は高く、現代の旅行者が求めるのは単なる有名度ではなく、「対価に見合う快適性と安心感」へと完全にシフトしているのだ。