少年隊『仮面舞踏会』伝説の真相|3種B面と圧巻ダンスが遺した金字塔
少年隊のデビューシングル『仮面舞踏会』がリリースされたのは、1985年12月12日のことでした。ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT等への移行期を経た系譜)において、レコードデビュー前にすでに日本武道館単独公演を成功させ、冠番組を持つなど異例のキャリアを積んでいた錦織一清、東山紀之、植草克秀の3人にとって、満を持して世に放たれた勝負作でした。
発売と同時にチャートを席巻し、オリコン週間シングルチャートで初登場1位を記録。同年の賞レースでも圧倒的な存在感を示し、第28回日本レコード大賞最優秀新人賞をはじめとする主要音楽賞を総なめにしました。当時の歌番組に出演した際、激しいステップを踏みながら一切息を切らさず歌い上げる姿は、視聴者のみならず音楽関係者にも強烈な衝撃を与えました。
楽曲の制作陣には、作詞にちあき哲也氏、作曲に日本ポップス界の巨匠・筒美京平氏、編曲に船山基紀氏という、当時の歌謡界における最高峰の布陣が集結しました。筒美氏が構築した哀愁漂うマイナー調のメロディと、躍動感あふれるファンキーなディスコビートの融合は、まさに「洋楽のグルーヴを日本の歌謡曲へ完璧に落とし込んだ最高傑作」と評されています。