実は効果半減?プロ直伝ヘアクリームの正しい使い方とオイル使い分け完全版
Web上やSNSのショート動画では、時として毛髪科学の根拠を欠いた誤ったヘアケア情報が拡散されることがあります。現場の美容師が警鐘を鳴らす代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
誤解①:「ヘアクリームをつけてから高温ヘアアイロンを通すとツヤが出る」
これは非常に危険な行為です。ヘアクリームには一定の水分が含まれています。水分が残った髪に160〜180℃の熱アイロンを直接当てると、毛髪内部で水分が急激に沸騰する「水蒸気爆発(水蒸気熱変性)」が発生し、髪の内部組織が不可逆的な破壊を起こしてボロボロになってしまいます。アイロンやコテを使用する場合は、完全に髪を乾かし、アイロン専用の耐熱プレローションを使用するか、アイロンを通し終えた後の仕上げとしてクリームを塗布してください。
誤解②:「トリートメント成分配合だから頭皮にすり込んでも良い」
頭皮用スカルプクリームとして明記されている製品を除き、通常のヘアクリームには毛髪をコーティングするための油分や界面活性剤が含まれています。これを頭皮に擦り込むと、毛穴の詰まり、酸化した皮脂による頭皮のニオイ、脂漏性皮膚炎などのトラブルを誘発します。塗布する際は、必ず「耳から下の毛先中心」を意識してください。