顕彰馬ジェンティルドンナの現在と伝説|牝馬三冠から産駒実績まで徹底解剖
ジェンティルドンナのキャリアを語る上で外せないのが、2012年ジャパンカップにおけるオルフェーヴルとの世紀のマッチレースです。前年の牡馬三冠馬であり凱旋門賞2着から帰国したオルフェーヴルと、同年の牝馬三冠馬ジェンティルドンナの激突は、戦前から競馬ファンの枠を超えて社会的な注目を集めました。
最後の直線、馬体を激しくぶつけ合いながら繰り広げられた肉弾戦は、競馬史に残る伝説のシーンとして語り継がれています。並の牝馬であれば弾き飛ばされ戦意を喪失するような極限のプレッシャーのなか、ジェンティルドンナは一切怯むことなく闘志をむき出しにしてハナ差先着。当時の主戦・岩田康誠騎手が「この馬の根性は牡馬以上」と振り返った通り、単なるスピードや切れ味だけではない「勝負に対する異常な執念と強靭なフィジカル」こそが、彼女を最強たらしめた最大の要因でした。