膝の皿が痛む・ポキポキ鳴る原因は?放置は危険な部位別サインと最新対処法
膝の皿に過度な負担をかけないためには、関節の柔軟性回復と正しい誘導(トラッキングの補正)が重要です。理学療法の現場で取り入れられている、安全性の高いセルフケア手法を紹介します。
膝の皿の可動性を引き出すモビライゼーション&太もも前面ストレッチ
膝蓋骨が固まって動かない状態は、膝の曲げ伸ばしに大きな抵抗を生みます。まず行うべきは、お皿自体を指で優しく動かすモビライゼーションです。
足を伸ばしてリラックスして床に座り、膝の力を完全に抜きます。両手の親指と人差し指でお皿の縁を包み込むように持ち、上下、左右、斜め方向へとミリ単位でゆっくりとスライドさせます。無理な力で押し込まず、関節液を循環させるイメージで各方向10回ずつ動かします。
続いて、大腿四頭筋の緊張を緩めるストレッチを実施します。横向きに寝た状態で上側の足首を手で持ち、かかとをお尻に近づけるように後ろへ引きます。このとき、腰が反らないよう腹筋に軽く力を入れ、太ももの前側が心地よく伸びるポジションで20〜30秒間キープします。これにより、膝の皿を上方向へ過剰に引っ張り上げる張力が緩和されます。
膝蓋骨のブレを抑止するキネシオロジーテーピングの巻き方
歩行時やスポーツ時に膝の皿が外側に引っ張られて痛む場合、伸縮性のある50mm幅のキネシオロジーテープを用いたサポートが効果を発揮します。
膝を約30〜45度曲げた状態で準備します。1本目のテープは、お皿の「外側」からスタートし、お皿のカーブに沿わせながら内側へと適度なテンション(約50%程度引っ張る)をかけて貼り、すねの内側へ逃がします。これにより、外側にズレやすい皿を内側へ保持するガイダンスが完成します。2本目は、皿の下にある膝蓋靭帯を支えるように、お皿の直下を水平に横切る形でやや強めのテンションで貼ります。皮膚を過度に引っ張りすぎるとかぶれの原因となるため、端の数センチはテンションをかけずに密着させるのがコツです。