厚切り豚ロースが劇的ジューシーに!プロ直伝の焼き方と黄金レシピ
火入れの基礎をマスターすれば、多彩なソースと調理法で厚切り豚ロースのポテンシャルを何倍にも引き出すことができます。日々の食卓を彩る主菜バリエーションを紹介します。
胃袋を掴むがっつりおかずとして屈指の人気を誇るのが、すりおろし玉ねぎのシャリアピン風ソースです。玉ねぎ1/2個をすりおろし、醤油大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1、酢小さじ1と合わせます。肉を焼き終えた後のフライパンに残った旨味たっぷりの肉汁にこのソースを流し込み、中火で軽く酸味を飛ばしながら煮詰めます。玉ねぎの優しい甘みとさわやかな酸味が、厚切り肉特有の脂っぽさを綺麗に中和し、白米が止まらなくなる極上の仕上がりになります。
厚切り豚ロースの煮込み料理に挑戦する際は、豚バラ肉と同じ感覚で長時間煮込まないことが鉄則です。ロース肉は赤身の比率が高いため、1時間を超えて煮込むと繊維が崩壊してボソボソとした食感に転落します。表面を香ばしく焼き付けた後、白ワインやコンソメスープ、キャベツや人参などの香味野菜とともに20〜25分ほど静かに微沸騰(85度前後)させ、火を止めて鍋ごと冷ましていく「余熱煮込み」を行うのが正解です。冷めていく過程でスープの旨味が肉の細胞内へと浸透し、しっとりとした角煮風煮込みが完成します。
さらに、王道の厚切り豚カツを揚げる際も、前述のパラメータ表にある「二段揚げ」が威力を発揮します。160度の低温油で5分間じっくり泳がせるように揚げ、油から引き上げてバットの網の上で4分間予熱を通します。最後に180度の高温油で1分間だけ表面を揚げることで、パン粉の油切れが劇的に良くなり、衣はサクサク、中は薄ピンク色の極上ポークカツが完成します。