【真相】漏斗胸は筋肉でカバーできる?筋トレの限界と効果を徹底解説
自力でのアプローチには確かなメリットがあるものの、医療的な観点から見た限界値を把握しておくことも重要です。
陥没の程度が著しい場合、胸骨が心臓や肺を物理的に圧迫し、動悸、息切れ、運動時の持久力低下といった機能障害を引き起こすことがあります。このような健康上の影響が出ている段階では、筋トレによるカバーを試みるよりも、専門の医療機関を受診することが最優先されます。
現在、漏斗胸の根治療法として広く確立されているのが「ナス法(Nuss法)」と呼ばれる低侵襲手術です。側胸部の小さな切開創からチタン製またはステンレス製の金属バーを胸骨の下に挿入し、窪んだ骨を内側から持ち上げて固定します。バーは通常2〜3年後に抜去され、骨格そのものを根本から平坦に近づけることが可能です。
胸の窪みの深さや非対称性、自覚症状の有無を専門医にCT撮影等で診断してもらい、トレーニングで補える範囲なのか、外科的治療の適応となるのかを客観的に見極める姿勢が欠かせません。