荻野目洋子『コーヒールンバ』再ブレイクの真相と西田佐知子版との違い
「昔アラブの偉いお坊さんが」という印象的なフレーズで始まる日本語詞は、コーヒーの起源にまつわる伝説と、若者の情熱的な恋愛模様をドラマチックに重ね合わせています。
歌詞の中では、コーヒーが単なる飲み物ではなく「飲むと胸がときめき、恋に落ちる魔法の媚薬」として描かれます。アラブの国で生まれた神秘的な黒い飲み物が、夜ごと若い男女の心を惑わせ、情熱的な恋のルンバを踊らせる――このファンタジックで妖艶な物語を、荻野目洋子さんは持ち前の歯切れの良いアタックと豊かな声量で歌い上げました。言葉の一つひとつにリズムを宿らせる彼女の卓越したボーカルコントロールが、歌詞の持つドラマ性をさらに引き立てています。